限界集落

[ 2010年9月29日(水) ]

今日もF議員が、限界集落の支援をどう考えているのかという趣旨の質問をされましたが、まるで本気が感じられない答弁書を棒読みされました。まるでとは、温かみが感じられない、真剣に集落に住む人々のことを考えていないのではという意味合いです。

私のブログのコメントにもありますが、待ったなしの状態に置かれている住民を誰が守るのですか。行政の責務において守らなければなりません。それには、話し合うことから始めるしか道はありません。彼らは生活保護の申請なんて誰もしません。本当にひっそりと暮らしておられます。永年住み慣れた地域に対する愛着もあります。都会にでている子供たちに迷惑をかける訳にはいかないと頑張っているのです。

市長答弁で、自治振興区の力で云々がありましたら、「自治振興区全体も高齢化している中で、どうやって手助けができるのか」と疑問を投げかけられました。全く同感です。F議員は、総務省の事業で、地域おこし協力隊や集落支援員制度があり、都市部の若者たちが限界集落に住みながら、住民の手足となって活動する事業を何故採用しないのかと迫ったのです。

どうも、100%国のお金ではない様で、二の足を踏んでいるというのが事実みたいです。しかしそうであれば、そんな説明も必要かと思います。昨日も書きましたが、人口減少問題は生活習慣病ですから、じわじわと進行します。早めに手を打つことの重要性を認識すべきです。

同じ趣旨の質問をした私には厳しく、F議員には丁寧に答弁されてました。この差は何なんでしょうか。