田圃が原野化している

[ 2025年8月18日(月) ]

昨日は午前7時より市道の草刈作業を行いましたが、市道に面した田圃の所有者の高齢化で草刈ができていない箇所が多くなってきており、若手(50代中心)の草刈隊が大車輪の働きでした。

草刈隊のお蔭で8時前には市道の草刈作業も終了したので「平林さとやま管理組合」メンバーは、漆畑メインテナンス班と電気牧柵メインテナンス班に分かれて作業開始となりました。管理組合を立ち上げたのは、高齢化と不在地主の存在からだったのですが、想像以上に田圃が原野化していっており草刈に往生しました。

春に古い電柵の線を張り替えた時に周りに除草剤を撒いていたので、周辺には草が生えていなかったのですが、山側と田圃側は大藪状態となっていました。何故、メインテナンスするのか?それは、溜池から田圃に水を通す水路があるからです。米を増産しないと言われても、メインテナンス費用は地元負担です。

漆の植栽は将来の集落の維持管理経費等を捻出することも考えて始めた事業ですが、夢というかロマンでもあります。庄原市は自然豊かと言われますが、農業や林業、畜産業の人たちが額に汗して地域を守ってくれていることを忘れてはいけません。実際に作業する人がいないと直ぐに原野化していきます。

皆さん、限界集落という言葉は自分たちには関係ないと思っているかも知れませんが、実は早い速度で近づいているのです。集落内での限界集落の出現です。