― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2025年8月16日(土) ]
明日は午前7時から市道の草刈作業ですが、1時間程度で終わるので漆畑の作業と電気牧柵のメインテナンス作業を午前中実施することにしています。ときどき写真日記に写っているのは漆の防除専用車と除草剤専用車です。
漆の木も順調に成長しており、シカなどの食害から守る保護カバーも外す時期となっています。外したら間違いなくシカが皮を食べますので、忌避剤を散布しなければなりません。実際、皮を食べられた漆の木は直ぐには枯れないのですが、樹勢が弱り虫がついたりして一気に枯れていきます。
結構勉強して始めたつもりでしたが、漆液が採れるまでのことを体系的に書いた教科書は存在しないので、NPO丹波漆さんを師匠と仰ぎ勉強しているのが実態です。実は彼らも苗づくりから始めて、トライ&エラーを繰り返しながら漆の木を育てながら、漆掻きの技を習得しながら頑張っておられるのです。
今月24日、管理組合のメンバーで漆掻きの視察研修のためにNPO丹波漆に出掛けることになっています。誰も実際に漆掻きをしている現場を見たことがないので楽しみにしていますが、実際に我々が漆掻きができるのは早くて10年後です。最大の課題は、その間に漆の木の育て方を確立することです。
明日も朝から暑くなるとの予報ですが、この時期にちゃんと獣害対策をしていないと漆や稲に被害が発生するので、こまめに水分補給しながら作業を行います。
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