― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2025年6月9日(月) ]
昨日は、「敷信自治振興区 区民大運動会」が板橋小学校グランドを会場に開催されました。開会式が終わると、自治振興区の粋な計らいで、私の議員引退の挨拶をさせていただきました。
多くの方々から、「何で辞めたん」って聞かれましたので、「70歳定年」って答えると、「まだ若いが」と言われました。しかし私は、人口減少対策というか、少子高齢化に対して有効な手立てを施すことができなかった不甲斐なさをヒシヒシと感じています。執行者が本気で対策を打たなかったからと言い訳をするつもりはありません。
3年前の6月のブログを読んでいると文中に、令和3年の自治振興区毎の人口状況表がありましたので令和6年の資料と比較してみました。←クリックして資料をご覧下さい。僅か3年ですが、どう思われますか。高齢化率ばかりに目が行きがちですが、0歳~14歳の数値、少子高齢化に全く歯止めがかかっていません。
昨日の区民大運動会、これまで競技に参加していた人たちがテントの中で椅子に腰かけている姿が多く見かけられました。高齢化率が30.7%で市内で一番低い敷信でこの状況です。先ほどの0歳~14歳の数値を人口で率を計算すると、敷信が12.9%でトップで、庄原12.2%、東11.8%と続きます。これが現実です。
競技内容も高齢者を対象としたものや小学生以下の子供を対象としたものが多かった様に思います。昨日優勝した自治会は高門でしたが、人口規模は敷信では下から5番目です。近年の傾向として何故か、小さな自治会が優勝しています。人口が多い板橋西や新庄西は住宅は増えていますが、自治会加入率は低い状況です。
私が言いたいのは、合併した20年前と同じ仕組みで同じことをしてきた結果、明かな地域間格差が生じたということです。固定経費は減るどころか増えていますが、地域は衰退しています。自治の役割を再定義というか、行政が本来すべき役割は何か、全ての業務見直しが必要と考えます。
合併20周年と浮かれている状況にはないのではと私は思います。市長も変わり議員も大幅に入れ替わった訳ですから、本当の意味で車の両輪として切磋琢磨していただきたい。市民は大いに期待しています。
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