円高に思う

[ 2010年8月25日(水) ]

昨日からの猛烈な円高報道に、「関係ない」と思うか、「大変なことになった」と思うか、あなたはどっちですか。これは間違いなく、「大変なことになった」なんです。予測されていたことに手をこまねいていた政府の無策だと私は思います。

輸出で好景気感を味わっていた大企業が一気に冷や水を浴びせられて格好ですが、企業からすると想定内だと思います。着々と海外に生産拠点を移していっていましたし、これから加速するでしょうが、日本国内の産業の空洞化がより顕著となっていきます。現実問題として、製造業がいなくなります。下請けは置いてけぼりです。

何度も書いていますが、アメリカの個人消費が上向かないから製造業も上向かないわけです。EUもそうですが、ドル安ユーロ安に誘導しているから投資的資金が日本の国債を狙い撃ちしてくるのです。買い手はいるのだからと、国債をドンドン発行たらどうなるでしょうか。やがては紙くずとなります。株が下がるということは国力が落ちているということです。

サブプライム問題からズット尾を引いている世界経済ですが、日本は未だに沈んだままです。

来客ですので、終わります。今日は午後から議員の研修会が安芸高田市で行われますので、もう少ししたら出かけます。