管内視察

[ 2010年8月20日(金) ]

今日は教育民生常任委員会で、管内4ヶ所の障害者施設を視察しました。自立支援法に移行した施設と移行準備中の施設、入所施設と通所施設、大規模施設と小規模作業所、実際に見ることで抱える課題を実感するという目的での視察でした。

最初は、高町にある「かわせみの家」に行きました。無認可作業所時代から関わってきた施設ですし、2代目の理事長をしていましたので、顔見知りの利用者と久々に顔を合わすことができました。私の代の頃には、利用者を増やすことが大命題でしたが今では安定して40名が通所して各種作業をしています。パンを作ったりお菓子を作ったり、この春からお漬物も開始しています。ここは移行している施設です。

次は総領の「ともいきの里」に行きました。ここも自立支援法に移行した入所施設ですが、3種の障害区分の人たちが混在している施設です。身体障害者の方は重度が半数以上で、36名の入所者に対して34名の職員体制となっています。経営的に大変だとおっしゃっていました。お昼をはさんで、午後から「庄原さくら学園・庄原もみじ園」に行きました。ここは併せて140名からの入所者が生活している入所施設です。

私はさくら学園には良く行きますし、知り合いも多く勤めていますので、フレンドリーな施設となっています。ここは、来年10月から支援法に移行することになっており現在猛烈な勢いで移行準備をされているそうです。視察の最後は、口和の「ふれあい共同作業所くちわ」でした。ここも昔から知っている施設ですが、家族的な作業所です。暑い中、木工製品作りに頑張っておられました。

支援法に移行する予定で動かれていますが、経営的なことが今一心配だと話されていました。移行した施設の不満として、事務量が増えるというものがあります。事務量が増えても事務に対するお金は全く増額なしなんです。ここらがおかしいんです。庁舎に帰ってのまとめで、これからも自立支援法について調査することを決めましたので、その他の施設も視察に行くことになるでしょう。