根性の草刈でした

[ 2024年7月8日(月) ]

漆畑の草刈ですが、梅雨の影響で延び延びになっていました。梅雨というよりも天候不順というべきか、昨日やっと草刈となったのですが、暑いの何のって。午前7時から始めたのですが、何とか11時までやりました。普段、草刈をしている人たちばかりだから何とかなったけど、それにしても暑かった。

この天候で漆も成長していました。クワンタイというシカが漆を食べないためのカバーをかけているのですが、2m近いカバーの先端から漆の木が顔をだしているものが相当にありました。漆液の卸業者の話では、「今年はぐんと伸びますよ」ということだったのですが、やっと漆の木らしくなってきました。

このまま成長してくれれば問題ないのですが、問題は畑の保水力にあるのではと思っています。全てが手探りの漆栽培ですが、草刈は大切な作業であることが分かってきました。稲でもそうであるように雑草が生えると養分が持って行かれるので、雑草を生やさないことで、漆の成長速度が上がります。

漆は広葉樹ですので3年から5年すると雑草が生えなくなってきますので、それまでの辛抱です。今は2年目ですが、生える草の種類が変わってきています。1年目は開墾した畑でしたので、堅い丈の高い草が生い茂っていたのですが、2年目の今年の草は草刈り機でも楽に刈れる草に生え変わっています。

草刈りが大変ということで、昨年末から県立大学の先生と除草剤の共同研究をスタートしましたが、昨日の結果からすると適正に散布できた場所は雑草が少なかったです。その逆に適正散布できなかった所は大変な大草となっていましたが、今年も除草剤の実験は続けます(農業新聞に掲載予定)。