今日は土木作業員

[ 2010年8月8日(日) ]

昨日は大工と書きましたが、今日は午前中、土木作業員でした。溜池に通じる道の整備作業があり、私はロードローダー(鎮圧機)を使いました。慣れない作業ですので、本当にクタクタになりました。

雨で延び延びになっていたのですが、今日は猛烈な暑さで、「何でこんな日に作業をするんなら」と皆さん口々に言いながら作業を進めました。リタイアしたとは言え、3名の元土木作業員がいらしゃいますので、作業はプロ並です。ユンボで砕石をすくいダンプに盛り、道に均して鎮圧という段取りでした。熱中症のこともありますので、十分に水分補給しながら作業を行いました。

私たちの地区では大抵の作業は自分たちで行います。よほどのことがない限り、業者には卸しません。今日も冗談で、「平林組で儲けに行きますか」と言ったのですが、凄く可能性の高い話しです。今日の作業を業者に卸したら一体、いくらになるのでしょうか。数十万円単位であることは間違いありません。ダンプとロードローダーはリースで借りましたが、ユンボは個人所有のものを使いました。

農業が駄目と言いながらも、溜池や農道、水路の維持管理は行わなければなりません。昔から続けてきた共同作業があるからこそ農業も続けていけるのです。ただ単に、米を作るだけではない国土保全、自然のダムとしての田圃の役目もあるわけです。それは、地道な農家の作業があってこそだと言えます。しかし、高齢化は私たちの地区にも影を落としてきています。10年後はと考えると、恐ろしいものがあります。

草刈が追いつかなくなってきています。農地が原野に戻るところも増えるのではないでしょうか。どうやって踏ん張るか、大きな課題です。