有害鳥獣に頭を悩ます

[ 2023年9月1日(金) ]

これまでも何度か有害鳥獣について書いていますが、今朝の中国新聞に安佐北区にシカが出没して野菜や植木を食べて困っているとの記事がありましたが、その頭数、安佐北区内7000頭、県内では5万頭には、いささか驚きました。

白木山には昔からシカが生息していたのですが、ドンドン繁殖して一帯に広がっていったみたいです。見れば可愛いシカですが、木の芽を食べる、木の皮を食べる、植木や花を食べる、稲の穂を食べると、食べまくるのです。実は、我家の周辺にもシカが増えており稲の穂を食べられる被害がでてきています。

以前、京都府日吉町森林組合に視察に行った時のこと、山に入って行くと、そこらじゅうにシカがいるではありませんか。それは可愛いというものではなく、恐怖すら覚えました。安佐北区がそこまでとは思いませんが、街中で駆除することは難しいと思います。シカはジャンプしますから、少々の柵を張り巡らしてもどうでしょう?

イノシシの場合もそうですが、基本は、住み分けられる環境整備にあると思います。ある一定の面積でバッファゾーンを整備しないと、隣に移動して行くだけですから解決にはなりません。森づくり県民税や環境譲与税を重点的に投入して住処である荒れた山を徹底的に整理し、並行して駆除すればかなり改善されると思います。

その時は時限立法で、不在地主の土地であっても整備できる様にすれば何とかなるのではないでしょうか。