まだ降るか

[ 2010年7月15日(木) ]

「まだ降るか」と天に向かって聞いてみたい。ものには限度というものがあるが、今回の集中豪雨は限度をはるかに超えていると思う。今もため池に行ってみたが、何とかオーバーフローは収まっているが油断はできない。

庄原市でも総領町稲草地区26世帯81人に昨日から避難勧告が出されています。地区のため池が決壊する恐れがあり、夜を徹して作業が行われているそうです。その他に市道や県道の一部で通行止めとなっているようです。幸いに大きな被害は報告されておりませんが、地盤が緩んでいるだけに今後も警戒する必要はあります。

大雨が降るたびに思い出すのは、昭和47年の三次の水害です。あの水害は凄かったですよ。堤防が決壊したのですから、町中が水浸しになりました。私の友人たちの家々も2階まで浸かったところが沢山ありました。家内の実家も2階まで浸かったそうです。毎日毎日、お結びとお茶を持って友人の家の後片付けに行きましたが、全てが水に濡れているのですから、殆ど再生不能状態でした。

あれ以来、水は怖いものだと知りました。鉄砲水と言いますが、本当に一気に水は流れてきます。防ぎようはありません。ですから、普段からの水路掃除や草刈が大切なんですね。荒廃した山や荒廃した休耕田では水を蓄える力はありませんから、水は滝のようになって流れます。自然の堤防が決壊しているのです。さらに地球温暖化によるゲリラ雨が拍車をかけています。

自然に逆らうことはできませんから、自然と仲良く暮らせる道を探りましょう。天の神様、もう雨は結構ですから宜しくお願いします。