地球温暖化が加速?

[ 2023年7月5日(水) ]

九州各地で線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が高まっていますが、地球温暖化により海水温が上昇、大気中の水蒸気量が増加することで大雨が頻繁に発生するということみたいです。ですから、居座るというよりも頻発が正しいのかも?

2018年西日本豪雨災害は記憶に新しいところですが、抜本的対策は地球温暖化の速度を緩めるしかないのかなと思います。砂防ダムの記事が新聞にありましたが、決定打ではなく、流木や流石を防ぐタイプのダムに仕様を変更しているというものです。山の手入れを本気でしていないから豪雨災害が頻発することを国民も理解すべきです。

山から土砂が流れ出て川床に溜まると川が浅くなります。浅くなると大量の水が流れると堤防を超えることとなります。根本問題を解決せず、堤防のかさ上げで対応しようとしても総延長は莫大であり不可能です。全国で田圃の構造改善事業が実施され生産効率がアップしました。次は山の構造改善事業の番です。

国土強靭化と政府は言っていますが、その目玉に山の構造改善事業を据えるべきと私は考えます。大都市部が冠水することがこれから益々増えるのではないでしょうか。流木までは都市部に流れ込みませんが、水はなんぼでも入ってきます。天然のダムである稲作田が荒廃していることも豪雨災害に拍車をかけています。

日本はかつては循環型社会だったのです。もう一度その時代に戻ってということにはなりませんが、たちまちできることは、山をキレイにすること、田圃を維持管理すること、水路を誰もが手伝って掃除すること等、身体を動かしたら出来ることは沢山あります。一部の人が頑張っても限界があります。全て行政がということにもなりません。

私の考える即効薬は、米価を上げることです。米を作って生活できる様にすることです。政府が責任をもって米を買いあげて食料とすべきです。人間の食糧、家畜の食糧、研究すれば米の使途は無限大ではないでしょうか。