消費税選挙

[ 2010年7月4日(日) ]

お昼のNHKニュースで、党首が集まって好きなことを言っている場面が映されたが、何か 「他人事」みたいな印象を受けた。あと残された1週間で、どれほど盛り上がるのだろうか、最後まで盛り上がらず仕舞いになるのではないだろうか。

これは、消費税議論からきているのだろうと思うが、何故、10%なのかという議論はなされていない。福祉目的に使うといいながら、その他にもまわすこともあるみたいなことを菅さんが言うから、迷走することとなる。菅さんは、財政再建が最優先課題だと認識しているから、突然に消費税を出してきたことは容易に想像できますが、思いつきでは困ります。

世界と約束したことは履行しなければなりません。財政健全化が全世界の急務となっていることは間違いなく、日本だけがいつまでも例外扱いということにはならないでしょう。G20で、日本以外の国々は、「2013年までに財政赤字を半減させ、16年までには債務の増加をとめる」と、期限付きの具体的な目標が示されたのです。だから、唐突に消費税アップが出てきたのです。

私は、国民の多くが消費税アップ仕方なしとの見解を出しているように思います。どんなにカッコをつけてみても、この国の借金は異常を通り越しています。国内総生産に対する公的債務残高が180%なんて国はどこにもありません。日本はこのままでは、国際的信用を失うことになるのではないでしょうか。どうして消費税を上げなければならないのか、もっともっと、丁寧な説明が必要です。

消費税のアップが必要ないという政党は今回伸びないと思います。責任ある政党なら、もっと真正面から消費税を議論すべきです。