視察に行ってきました

[ 2022年12月4日(日) ]

教育民生常任委員会で、福井県おおい町にある「名田庄診療所」に視察に行って来ました。前々から一度視察に行かせてもらいたいとお願いしていたのですが、コロナ禍で中々チャンスが来なかったのですが、12月1日2日で行ってきました。

診療所の中村伸一先生とは個人的に親交がありましたので、これまで会派で視察に伺ったこともあります。今回の視察目的は、地域包括ケアシステムと、診療所が入っている「あっとほ~む いきいき館」の機能について学ぶことでした。名田庄の基本は、在宅医療・ケアであり、その拠点があっとほ~む いきいき館なのです。

すこしだけ施設紹介をすると、名田庄診療所・工藤デンタルクリニック、デイサービス、健康スタジオ、キッチンスタジオ(調理場)、食堂、ご湯っくり(一般浴場)、トレーニングジム、冬季居住部門(7室)、話室(娯楽)等がありますが、役場の福祉課と社協の名田庄支所も施設に入っています。つまり、保健・医療・福祉の総合センターとなっています。

中村先生は自治医大主出身で、医師として30年以上を僻地医療、それも殆ど名田庄で活動されてきた赤ひげ先生と言えます。患者さんとの信頼関係は抜群で、看取り率(在宅死亡率)が40%を超え、老人医療費や介護保険第一号保険料が県内で一番低いランクとなっています。

中村先生は、僻地こそ超高齢社会の未来の姿とおっしゃっていますが、そのためには先生の様な総合医が必要と考えます。そんな覚悟を持った医師を育てるために名田庄診療所には研修医が全国から集まってきています。中村先生、ブラボーです!ありがとうございました。