機能するか、庄原市議会

[ 2010年6月21日(月) ]

東城にある三楽荘改築の補正予算を巡って、議員間での温度差が露呈されてきています。東城町の議員の殆どが、「賛成せざるを得ない」なんて、理解に苦しむことを言っています。東城町以外の議員も個人的には反対と言いながら・・・・・・

これまで連続して書いていますので、ある程度は理解できたと思いますが、市長がまちを歩いているときに買ってくれと言われて買った「三楽荘」ですが、どうにも手がつけられないほどの老朽化で、蓋を開けてみないと分からない状態だそうです。ですから、当初確定していた予算約8700万円では無理ということを平気で言うのです。

そもそも土地購入費の予算は、国の地域活性化・生活対策臨時交付金4600万でしたが、その他の事業とセットで提案されて、三楽荘だけを否決できない状態にして提案され、可決した経緯があります。市長の言う、「ひとつのテクニック」です。こうまでして通しながら、基本的な利用計画や引き受け団体も決まらず、走りながら考えると言う市長答弁ですが、考えがまとまらないままに、予算の追加のみを提案。

議会改革と言いながら各地で議会懇談会を行っている議員さんに申し上げたい。どうぞ、議会としてのチェック機能を確実に果たして下さい。市民の意見を十分に聞いて判断してください。次回の庄原市議会議員選挙では、今回の三楽荘問題は大きな判断材料になります。賛成でも反対でも、住民にキッチリと説明責任が果たせる態度でお願いします。

8700万円かけても利用できない状態の建物に、更に4千万円を追加することの是非を、私は問いたい。→http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201006110038.html