旧広島市民球場

[ 2010年6月19日(土) ]

ついに、旧広島市民球場の解体が決まりました。跡地利用云々などで、迷走を続けていましたが、やっとという感じです。それぞれの思いがあることは理解できますが、球場として残せという意見には賛成できませんというよりも理解できません。

新しい市民球場ができたのは、今までの球場では座席は狭く、電光スコアボードも限界で、そもそも球場そのものの老朽化が激しかったことがあげられます。聞くところによると、物事をする場合、主たる理由はないけど2割から3割の人は絶対反対という行動をとるそうです。解体に反対された人たちがその集団かどうかは分かりませんが、彼らのパフォーマンスを見ていると、本気度が感じられませんでした。

今回、庄原市でも問題になっている三楽荘ですが、私には旧市民球場とリンクする気がします。片っ方は存続し、もう一方は解体。市民を巻き込んだ議論があるでもない三楽荘はトップの政治的判断だけで改築を推し進め、旧市民球場は政財界を巻き込んで議論に議論を重ねた末に、解体し、憩いの広場に衣替え。100人が100人納得する結論は無理としても、7割程度の人の理解は必要ではないでしょうか。

庄原市も広島市も非常に厳しい財政状況の中での選択ですが、どちらが市民を向いている判断でしょうか。事業は全て、市民の血税です。国からの交付金と言えども、赤字国債のつけは国民が負担します。あなたの納めた税金の使い道をチェックしましょう!