訃報です

[ 2022年10月6日(木) ]

中国新聞デジタル版に、「1951年のボストン・マラソンで日本人初優勝を果たした田中茂樹(たなか・しげき)さんが4日、心不全などのため死去した。91歳。広島県出身」と掲載されたいます。

彼は庄原市高門町生まれで、正に敷信の英雄でした。以前、敷信自治振興区で田中さんを呼んで講演会を開いたことがあり、今の実業高校に高門から草鞋を履いて走って通っていたと話されていました。その時には同級生もこられており、講演会の後には相当盛り上がったみたいです。

私が通っていた敷信中学校は田中さんも卒業されており、ボストンマラソン優勝を記念して、「田中茂樹杯」という校内マラソン大会が創設されました。何と、私が中学2年生の時にその「田中茂樹杯」で優勝したのです。まさか私が優勝するなんて誰も想像しておらず、暫く先輩に睨まれた記憶があります。ですから、私にとって田中さんは特別なんです。

聞くところによると、葬儀は栃木国体が11日まであるので10月12日だそうです。偶然、田中さんは宇都宮在住だったので、国体には全国から陸上関係者が集まっており、日本陸上競技連盟理事や全国マラソン連盟会長も歴任された田中さんの偉業に鑑み、「全国マラソン連盟葬」が営まれることになったということです。

ご冥福をお祈りいたします。