主査報告

[ 2022年9月28日(水) ]

本日は予算決算常任委員会が開催され、教育民生分科会の主査報告を行いました。あれもこれもと報告内容が増えてしまい、最終的には14ページとなりました。マスクをして報告書を朗読した訳ですが、途中で「苦しい」と言いそうになりました。

普通のペースで朗読すれば優に20分はかかりそうだったので、少し早口で読みましたが、それでも15分かかりました。簡単に纏めても構わないのですが、報告後の質疑で報告しなかった案件について聞かれるのも嫌なので、出来るだけ書き込むようになってしまいました。しかし聞いている議員や執行機関の職員さんにはどう映ったか、気になるところです。

問題は、この報告内容が新年度の予算や事業に反映されるかですが、財政的に余裕がないのが実情で、大きく見直しということには中々なりません。ですから、政策変更がない限り、昔の名前で出ていますという感じです。各種団体への補助金等も精査しますが、「事業効果はあったか」と問えば、「ありました」という答弁となります。

今回の報告で強く申し上げたのは、「僻地診療問題」、「生活交通問題」、「教育環境の格差是正問題」の3点です。残念ながら無医地区が増えています。空気を運んでいると言っても良い生活交通路線。教育予算があまりにも少ない現実。「医療・福祉・教育」の3点セットの充実が生命線(礎)と申し上げ、報告を終えました。

新年度予算や事業と書きましたが、政府の令和5年度の概算要求も既に出揃っており、市町村から県へ、県から国へと要求は上がっていますので、政府主導の新規事業は別として、ほぼ前例踏襲的な予算となります。自主財源が非常に乏しい庄原市の場合、選択と集中を徹底しない限り、目に見える成果は出にくいのが現実だと私は思います。