総会を開きました

[ 2022年8月22日(月) ]

昨日は「平林さとやま管理組合」の総会を開催しました。これまで便宜上、水利組合で有害鳥獣対策もしていたのですが、役員の負担が大きく、何とかしようと協議を重ねた結果、管理組合の設立となりました。

漆の話も有害鳥獣対策から出てきた事業ですが、そもそも集落の維持ということを事あるごとに話し合っていた私たちは、15軒足らずの集落にしては自治会に連なる役員の数が多いことを問題視していました。1人暮らしの高齢女性にも役員が回っていきますが、「皆で手伝うからやって下さい」ということで何とかやっていましたが、いよいよ無理となってきました。

それぞれの家にはそれぞれの事情がある訳ですが、集落を残すというか、集落を維持するにはそれなりのパワーが必要です。その第一弾として、戸々でやっていた電気牧柵の設置を集落一本に集約し、非農家も巻き込んで維持管理することにしました。これからは、管理組合が集落の課題解決を担っていきます。

昨日の総会では、「10年後の話をしても生きているかどうか分からん」という意見も多く出されましたが、今は夢物語である「漆の里」の姿が見えてくれば、退職後は広島市内でと考えている人たちや、漆に興味がある人たちなどが、私たちの集落に移り住んだり、2地区居住を始めたりすることが起きるかも知れません。

共通の夢に向かって歩むことが大切だと私たちは考えます。10数年後にどれほどの収入があるかは問題ではありません。眺めが良い場所には楓を植えようとも考えています。最終的には、集落全体を景観に配慮した自然公園になれば最高だねと皆で話し合いました。正に、「夢はでっかく」です。