― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2022年7月14日(木) ]
昨日のブログに書きましたが、「雨が降れば草刈」と決めていましたので、雨は降りませんでしたが午前中、草刈をしました。8時から11時過ぎまで水分補給しながら頑張りましたが、最後は歩くのもやっとという状態でした。
私が子どもの頃、祖母は雨が降ると合羽を着て畔草を手鎌で刈っていました。その時決まってこう言うのでした。「雨が降ったら草刈が楽なんよ。草が濡れていると刈りやすいんよ」と。祖母が草刈をした後は本当にキレイでした。そして、刈った草を上手に藁で縛って背負子に載せて持ち帰っていました。
現代の草刈は機械で刈り投げ状態ですので、刈った後は草が散乱しており見事とは言えません。刈った草を集めて火を点けて焼けば次の草刈は楽なのですが、人間が楽な道を選びます。昔はどの家も牛を飼っていましたので、草は牛の餌として重要でした。硬い山草は牛の寝床となり、やがて堆肥となっていました。
それにしても現代の草刈は、資本投下してもリターンは殆どありません。先ず、草刈り機を購入し、刈刃を研ぎ、燃料も購入し、作業着も作業靴も、作業手袋もと、全て購入するものばかりです。挙句の果てに刈った草はそのまま放置されています。業者委託すると、業者は刈った草を集めてお金を払って焼却場で焼却します。こんな国って他にあるのかな?
« 前の記事 | | | 次の記事 » |