災害が怖い

[ 2022年6月15日(水) ]

昨日から中国地方は梅雨入りしたそうですが、平年より8日遅いとか。梅雨はジメジメして鬱陶しいので正直嫌です。ただ、温暖化の影響からか、雨が降り続くという梅雨ではなくなってきているように感じますが、ゲリラ豪雨はお断りです。

溜池の水位が回復してきていますが、水が溜まり過ぎるのも困ったもので、お天気と駆け引きしながら水位調整しています。と書けば私がしている様に思われるでしょうが、仲間のFさんが水番をしてくれているので助かっています。本来なら、水利組合の代表の私がすべきことなんですが、彼に甘えています。

ゲリラ豪雨と書きましたが、溜池に水を引き入れる受け溝というのがあるのですが、この溝が山から流れ出た土砂で埋まることがあります。埋まるとどうなるか?池に水が溜まらなくなり、田圃が干上がります。昨年のゲリラ豪雨で埋まってしまった箇所を4月末に農家総出で土砂を撤去しましたが、米価は安いけど、水路や溜池の維持管理費用は増えるばかりです。

環境譲与税の使途に農業分野は無かったと思いますが、将来的には環境税となるのですから自然ダムの田圃の維持管理費用にも使える様にすべきと私は思います。つまり、山と田圃は一体的な維持管理がなされるべきで、これまでの災害をみれば分かります。これから梅雨本番となっていくのでしょうが、災害復旧した個所がまたも災害ということもあります。

私が書いたことは溜池の水を使って農業をされている方々には、「よ~く分かる」という内容だと思います。水路の維持管理ができなくなり稲作を諦めた農家も結構あると聞いています。つまり、ひとたび農業を止めれば、復活することはほぼ不可能といえます。