中国包囲網の構築

[ 2022年5月23日(月) ]

アメリカのバイデン大統領が韓国に続き日本を訪問していますが、韓国大統領が変わったことで親米政権となり、日本を含めた日米韓で中国包囲網を構築しようとしています。更に、24日開催のクアッドではインドを仲間に引き入れる段取りみたいです。

ロシアのウクライナ侵攻に端を発した経済戦争ですが、最大の標的である中国を抑え込む話し合いが始まります。世界の工場として世界の国々と繋がっている中国をどうやって切り離すかですが、一筋縄ではいかないことは分かっており、連合軍で立ち向かうことになります。ロシアは資源の供給国でしたが、中国は一帯一路政策を進めており本当に手ごわい相手です。

今回のバイデン大統領のアジア歴訪はトランプ政権の負の遺産の解消という意味合いもあるそうですが、このままでは世界の盟主たるアメリカの存在が危ぶまれます。トランプの「アメリカファースト」は世界情勢を見誤った危険な政策であったと私は思います。アメリカは世界の同盟国と手を結んで中国に対抗しない限り、危険な自由主義社会が作られる可能性があります。

中国は着々と一帯一路政策を進めており、周辺諸国は知らない間に中国の支配下に入っているのです。今回のコロナ問題で中国が都市封鎖したことであらゆる部材が日本に入って来なくなったことをみても、日本の自立度が低いことが分かります。本日のバイデン大統領と岸田首相のトップ会談で何が議論されたのかは容易に想像できますが、インドの取り込みが重要です。