円安は日本の国力を削ぐ?

[ 2022年5月16日(月) ]

1ドル130円前後で推移していますが、輸入品がジワリジワリと値上がりしてきています。マツダは円安のお蔭で1000億円の黒字と報道されていますし、トヨタにおいては2兆円超えとか?しかし、市民生活は苦しくなるばかりです。

30年から続いているデフレ経済に慣れてしまい、給料が上がらないが物価も安定しているから、「これでいいのだ」と島国鎖国日本の国民は江戸の町民の如くと表現するのが適当であったのだが、ここにきて強烈な外圧が働き始めている。日本国の食糧はその殆どが輸入に頼っている訳で、その内、パン食が続けられなく可能性も出てくるかもである。

お茶碗1杯のご飯がいくらか存知ですか?盛りにもよりますが、26円(10㎏4000円のお米)だそうです。主食のお米はほぼ100%の自給率ですが、私も大好きなお肉ですが、自給率は49%です。肉の調理方法は色々ありますが、豚カツの場合、薄力粉、サラダ油、パン粉、揚げ油が必要になります。それぞれの自給率を調べられると愕然とされると思います。

アベノミクスで国債をじゃぶじゃぶと日銀に買わせました。超低金利が続いていますが、国内景気は一向に上向きません。大企業にしか恩恵がない政策だからです。国民の生活はドンドン苦しくなっているのに訳の分からない給付金等をばら撒いて誤魔化されていることに気づかない?国民。岸田さんも同じ轍を踏むみたいで、輪転機を回し続けるのでしょうか。

それにしても日本国民は我慢強いですね。1000兆円を超える借金があっても平気ですが、その殆どは赤字国債です。日本円に魅力がなくなると(儲けられない)顧客は直ぐにドル買いに走ります。私は経済アナリストではありませんが、この物価高は当分続くと思っています。そろそろ、黒船がやってくるかも?