10対9で可決

[ 2022年4月25日(月) ]

今日は臨時議会最終日でした。本来なら4月12日だけ開かれる臨時議会だったのですが、木山市長と矢吹副市長がコロナ感染者となり、会期を4月25日までとした前代未聞の議会でした。議案は、報道でご存知の通り、住民訴訟の判決に対する控訴費用の補正予算です。

今日の採決結果は、10対9で補正予算成立となりましたが、昨日まで、「ワシは絶対に反対する」と言っていた議員が、補正予算の賛成討論をしていました。木山市長から電話があったと本人が周りの議員に得意げに言ったとか。今日は傍聴者も多かったのですが、その中のひとりが、「やっぱり裏切ったね」と私に呟きました。私は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を連想しました。自分だけが助かればという発想でしょうが、蜘蛛の糸は切れます。

本日の流れを説明すると、開会後、補正予算案は予算決算常任委員会に付託されます。委員会では執行機関により総括説明を受けて質疑。質疑後、討論となり、反対討論、賛成討論が展開され、委員会採決となります。委員長はきずなの五島議員ですが、議長と同様、採決に加わることはできません。委員会採決の結果は、10対8で否決となりました。

そして、午後から再開された本会議ですが(市長も副市長も出席)、先ず、委員長より「賛成多数で可決すべし」と報告があり、質疑、討論、採決となりました。そして、10対9で可決となりました。多くの傍聴の皆さんは、予算案は否決されると信じて来られていましたので、本当に申し訳ありませんでした。詳しい内容についてはYouTubeの録画をご覧いただきたいと思います。←クリックです。