孤立するロシア

[ 2022年4月6日(水) ]

ウクライナの首都キーウの陥落を狙ったロシアの目論見は見事に打ち砕かれましたが、ロシア軍が去った後には集団殺戮による惨い多数の死体が放置されているそうです。死体にまで地雷を仕掛けているとは、人間のやることではありません。

ウクライナ軍が傍受したロシア軍の携帯音声記録には、計画性をもって無差別殺人を実行した内容があるそうです。中には、略奪の様子を得意げに話している場面もあるとか。レイプの末に殺害された人たちの遺体もあるそうですが、これからウクライナは残忍な戦争犯罪を立件する作業に入っていきますが、ロシアの国連大使の「捏造」発言はどうにもならんね。

ロシア国債がデフォルトに陥る可能性が高くなってきています。戦争に係る費用を止めるためにアメリカやイギリス、EU加盟国、日本等が一塊になって経済封鎖を実施していますが、徐々にその効果がでてきているそうです。プーチンを支えているのは新興財閥ですから、お金を止めるのが一番効果がありますが、ロシアの資源に依存している国々、日本も含めて、方針転換です。

私が一番心配しているのは、中国の出方です。中国はアセアンの国々を懐柔するために飴と鞭を使い分けていますが、ロシアは正しいとはならないでしょう。一気に軍事援助をロシアにするとは思えませんが、微妙な立ち位置のインドをガードすることが大切になってきます。中国以外にロシアを支持する国を出してはいけません。

ロシア内部の情報が殆ど聞こえてこないので何とも言えませんが、プーチン失脚となる可能性は今のところかなり低いと思います。ウクライナに兎に角、頑張ってもらう以外に方法はありません。日本は武器の支援はできませんから、資金援助や難民支援に力を入れるべきです。この機会に日本の難民と避難民に関する法整備をやり直したらどうでしょう。