カブトムシ

[ 2010年5月25日(火) ]

今日は、板橋さとやま学びの森にカブトムシを増やすべく、特製ベッドにカブトムシの幼虫を入れました。知り合いの方が、わざわざ神石高原町まで捕りに行ってくださった貴重品の幼虫ですから、何としても成虫になってもらいたいものです。

カブトムシの一番の天敵は人間だそうですが、山には、イノシシなどの獣が沢山います。ですから、今日も特製ベッドをトタン板で囲ったり、鉄筋を土に打ち込んだりしました。イノシシが目を付けたら、間違いなく全滅だそうですから、出来る限りの防備をしなければなりません。でも、どうなんだろう。今日も山にいたのですが、水槽で飼っていたフナが何物かに食われていました。

私たちが子どものころは、カブトムシは山に行けば結構簡単に捕れていましたが、今は、デパートで売っているのだそうです。ですから、笑い話みたいな話しですが、カブトムシが動かなくなると(弱る・亡くなる)、電池を入れ替えてくれと子どもが言ったとか。そんな時代だからこそ、本物を山の中で自分たちの手でとらせてやりたいのです。決して、デパートで販売するものではないことも。

山の手入れを始めたことは、「カブトムシを育てて販売しよう」だったのですが、そうではなく、「山をカブトムシの棲みかにしてやろう」に変わっていきました。山にいるとマイナスイオンの関係からか、不純な気持ちが消えていくようです。ですから、仕事もせずに、セッセセッセと山通いです。