今日も予算審査でした

[ 2022年2月25日(金) ]

今日は、西城市民病院、市民生活課、高齢者福祉課の3課の予算審査を行いました。西城市民病院は旧西城町の合併条件に含まれていたために「西城市民病院」となったのですが、どうにも理解できなかった私は一般質問で徹底的に質していきました。

今では懐かしい思い出ともなりましたが、「林は西城病院を潰そうとしている」というまことしやかな噂が流されました。旧西城町時代には病院経営が赤字になれば町から補填して穴埋めをしていたのですが、その額は半端なく、億単位だったのです。公立病院ですから働いている人たちは公務員ですから、まるでぬるま湯体質でした。

そんな時、長年、総務省の医療アドバイザーをされていた東日本税理士法人の長隆さんが、「林さんが西城市民病院の経営改革で孤軍奮闘していることを知ったので、応援の講演会を開きたい」と申し出て下さったのです。多くの医療関係者にもお集まりをいただき講演会は盛況で、この講演会を契機に病院改革が動き始めました。

詳細は割愛しますが、当時の事務長(高校の先輩)が、「あの時は苦しかった。何で私の時に」と思ったと私に言ったことがあります。それから一気に黒字化していったのではありませんが、看護基準を引き上げたり、徹底した合理化を行ったり、医療機器を更新しながら市民病院となっていきました。当然、関係各位の努力は相当なものであったことは間違いありません。

今では、無医地区となった小鳥原地区、東城の内堀地区、昨年からは比和地区で巡回診療車を活用した巡回医療を展開しています。私は今日の予算審査を行いながら思い出に浸った訳ではありませんが、何事も諦めないことです。