尾身会長の発言の真意は

[ 2022年1月20日(木) ]

昨日のテレビニュースを観ていたら、尾身会長が、「今までやってきた対策を踏襲するのではなく、オミクロン株の特徴にあったメリハリのついた効果的な対策が重要だ。これまでの『人流抑制』ではなく『人数制限』というのがキーワードになると考えている。オミクロン株の感染経路の調査で分かってきたのは、多くの人が集まって、飲食して、大声を出し、換気が悪い環境で多くの感染が起きているということだ。感染リスクの高い状況に集中して対策を行うことが重要だ」と発言されました。

ただ、「ステイホームはする必要がない」とか、「渋谷の交差点では感染しない」とか、一瞬、誤解を受ける発言もありました。恐らく、発言の前後から、尾身会長はこれまでと同じことを繰り返す政府の対策会議に嫌気がさしての発言だったのかなと想像しますが、影響力のある人だけに彼の発言に驚いたのは事実です。

お昼のニュースで、音戸のバス会社の運転手が感染したために平日は減便することになったそうですが、社長が、「申し訳ない」とコメントしていましたが、防げたのでしょうか。また、ある幼稚園の理事長が、「これ以上の感染対策はどうすれば良いのか分からない」と発言されていましたが、私も正にそうだと思いました。

尾身会長の発言を冒頭に書かしていただきましたが、誰に責任があるのか分かりませんが、沖縄、広島の抑え込みに失敗したのは事実です。湯崎知事が、「だから先手先手でと私が言ったでしょ」とは言ったかどうかは分かりません。