話題は高齢化

[ 2010年5月17日(月) ]

友人が来て話したことは、「お袋がだいぶいけんようになった」だった。自分の体の調子も今一なのだそうだが、お袋さんの体調が徐々に悪くなってきて、病院通いが大変になったと言っていた。老老介護が現実のものとなってきている現実を垣間見た思いだった。

我家にも87歳のお袋と、97歳の義理の祖母が同居していますが、2人共、何とか自立した生活を送ってくれています。これは、積極的に進めてきていた家の中のバリアフリー化のお陰だと思います。老いることは分かっているのですが、なってみないと対処できない人が殆どだと思います。私の場合は20数年前お風呂を改築する時、友人の助言もあり、徐々にバリアフリーにしていました。

さて、自分が高齢者となったときには一体誰がお世話をしてくれるのでしょうか。公的なものに頼らざるを得ないのでしょうが、何とか自立した高齢者でありたいと思っていますが、果たして、私は何歳まで生きることができるのでしょうか。命の保証はありませんが、できるだけ頑張ってみたいものです。しかし、我家の97歳を見ていると、可愛そうに思えることもあります。

ご近所で葬儀があると、亡くなった方は自分よりも若い人ばかりですから、胸中は複雑でしょうね。ですから、数日は元気がなくなります。笑い話のような本当の話ですが、金さん銀さんが100歳になった時に頂いたお祝い金をどうするかと聞かれ、「老後のために貯金しておく」と言われたそうです。誰も死ぬことを考えていないということだと思います。