ネット通販

[ 2010年5月11日(火) ]

今日の読売新聞に、「ネット通販2社 中国進出」という見出しの記事がありました。ヤフーは中国ネット通販大手「淘宝」と提携、楽天は中国検索サイト最大手「百度」と合併会社を設立するそうです。

これは非常に興味ある提携と合併会社設立であると私は考えます。孫さんと三木谷さんは師弟関係だと思っていますので、二人で仕掛けたことに間違いありません。これらの事業が軌道に乗れば、大変なショックが起きるのではないでしょうか。誰もが簡単に中国で製造・生産されている物を手に入れることが出来るようになります。また、中国ではその逆のことが可能となります。

これまでの経営者が思いつきもしなかった事業をこの二人はいとも簡単にやってのけます。日本がいつまでたっても規制だらけであることに、中国から攻撃を加えることで、規制を粉砕しようと考えてるのではと思えます。もう、日本だけでどうのこうのという時代はとっくの昔に終わっているのですが、そのことに気づいてない、気づこうとしない経営者が多いのが事実です。

こんな話を聞きました。友人の靴屋では、試し履きに来る若者が多いそうです。最初は、気づかなかったのだそうですが、サイズを確認するだけで、さっさと帰るのだそうです。つまり、ネットでは試し履きが出来ないので、実地に履いて確認して注文するのだそうです。洋服も同様のようです。これからは、体形を入力して、バーチャルで試着が可能となるのでしょう。もう、なっているのかな?

これからは、ネットと流通が融合したサービスが主流になってくるでしょう。そのためにも、2015年までには、全国一律の光回線の実現が必須です。孫さん、三木谷さん、真の流通革命を実現してください。政治ではなく、流通革命から国を変えてみてください。