パクリです

[ 2010年5月12日(水) ]

今日送られてきた、「みやざき中央新聞」に、元NHKアナウンサーの杉山邦博さんが書かれた記事がありました。大相撲が伝える「抑制の美意識」というものです。杉山さんは、これまで多くの横綱との親交を通して、横綱とはと問い続けておられます。

そのままを引用させていただきますが、「かつて相撲は神のまつりことでした。日本人は五穀豊穣を祈願する農耕民族で、日本書記にも『強い人を集めて相撲をした』と書いてあります。その中でずっと継承されてきた文化の柱が、『抑制の美意識』でした。『勝った人は負けた人の気持ちになりなさい』という祈りの文化でもありました」と。

ですから、去年の秋場所の優勝決定戦で勝った朝青龍がガッツポーズをしたことは、とんでもない話しだと書かれています。大相撲の世界では、「勝者は敗者の胸中を察して過ごすべし」「勝っておごらず、負けて腐らず。淡々と過ごせ」ということを大事にしているのだそうです。若貴のお父さんである初代貴ノ花も入門する時、兄の二子山親方から同じことを言われ、守り通したそうです。

栃錦が横綱に昇進した昭和29年の秋場所後、祝勝会をしていると、師匠からお呼びがかかり親方の部屋に行くと、背中を向けたままこう言われたそうです。「今日からは、辞めるときのことを考えて過ごせ。桜の花の散るごとく」 その時は、なんて冷たい師匠だと思ったそうですが、「横綱は、24時間、365日、公の人だから、立ち居振る舞い全ての点でお手本にならなきゃいけない」と気づいたそうです。

双葉山のお話しもあったのですが、続きは、みやざき中央新聞を購入して読んでみてください。ネット検索で直ぐに分かります。