「市民と語る会」

[ 2021年10月6日(水) ]

昨日の中国新聞県北版に「議員と市民 活発議論へ」という大見出しで、これまでの議員による一方通行的議会報告会を改め、住民と議会の双方向の活発な話し合いの場づくりに主眼に置いた、「市民と語る会」を開催するという記事が掲載されました。

記事に、「市民の要望や陳情を市に取り次ぐ場にはしない」とありますが、要望や陳情しか出ない自治振興区もあります。「地域ごとのテーマを設けて自由に話し合う場」との表現もありますが、議会活動・議員活動に活かしていこうとするのであれば、テーマ設定とテーマに関する資料の準備が大切になると考えています。

私たちの班は5ヵ所の自治振興区に出向きますが、中々難しいテーマを頂いています。例えば、産業振興としての農業と観光についてというテーマです。農業は、WCS飼料稲・米価・集落法人の現状と将来について意見交換したいというものです。頂いたテーマに関する資料は各班で準備することになっていますので、担当課に協力してもらって調製しています。

近年頻発している災害についてというテーマも頂いていますが、ノーベル物理学賞ではありませんが、地球温暖化対策から話し合う必要もあるでしょう。意見交換の時間は最大2時間となっていますが、地域テーマで終わる会場があったり、困った時の共通テーマ、「かんぽ問題」と「学校適正規模・適正配置基本計画問題」について意見交換する会場があったりすると思います。

今回の市民と語る会では、一議員として私見を述べても良いことになっていますが、どの程度まで踏み込んで発言するかということが難しいと考えます。我々は執行権を持たない議員ですので、「何のための意見交換会なんだ」と言われるかも知れませんが、議会として政策に反映できる様に頑張って行く覚悟は示したいと思います。