決算審査終わる

[ 2021年9月9日(木) ]

昨日で予定していた分科会の決算審査が終了しました。昨日は、西城市民病院、児童福祉課、市民生活課の審査でしたが、西城市民病院の医師や看護師が東城や庄原の新型コロナウイルスワクチン接種の応援、毎週水曜日には比和での接種応援を行っていることを初めて知りました。こうした市内の医療機関の連携により庄原市の接種率が高いことが理解できました。

8月31日現在の市全体の接種率は、1回接種が78.6%、2回接種が66.7%で、10代44%、20代55%、30代59%、40代67%となっています。保健医療課も通常業務をこなしながら新型コロナウイルスワクチン接種の医療機関等の調整は本当に大変だったと思いますが、このままの組織体制で3回目の接種を行うのであれば、野戦病院も視野に入れた対応が必要と考えます。

決算審査を行いながら感じたことは、一昨日も書きましたが、働く体制にどこか不具合があるのではということです。公務員はスペシャリストは必要なくジェネラリストでなければならないと良く言われますが、中々そんな職員はいないと思います。つまり、若い職員は3年程度で移動する訳ですが、彼らの特性を見抜いて移動先を決定しているとは私には思えません。

パソコンにデータを入れるだけでは次の意思決定はできません。DXと良く言われますが、デジタルトランスフォーメーションは定型業務では有効かも知れませんが、人間の知恵が入らないと決定できない業務はAIでは無理です。思い起こせば、ワープロが導入された時代、パソコンが導入された時代には共通した変化が起きています。

机の上には機械が置かれ、文章やデータは機械の中に保存されており、必要なものを探し出します。自分の頭で考える必要はなくなってきており、コピペで要領よくやる術ばかり上達していきます。週に1日だけでもパソコン使用禁止で市役所の業務をやってみるのはどうでしょう。そしてその日は職域でPDCAサイクルを回してみるのです。業務の徹底した見直しをする必要を強く感じています。好き勝手を言って申し訳ありませんが、本音です。