銅メダルでした

[ 2021年8月30日(月) ]

準決勝のイギリス戦、まさかの惨敗。イギリスにはこれまで世界大会等で2連勝しており、気が緩んだという訳ではなかったでしょうが、相手が日本のことを徹底的に分析していた感じを受けました。つまり、試合をさせて貰えませんでした。

最初から嫌な予感と言うか、日本選手の疲れを感じました。今にして思えば、思う様な試合展開ができない焦りだったのでしょう。徹底的なマークで前に進めない状況があり、池・池コンビが完全に分断されていました。そんなこともあり、日本選手のミスにより相手ゴールが量産されてしまいました。

第1・2ピリオドは何とか互角に見えましたが、第3ピリオドからは何か歯車が狂ったという感じになり、最終の第4ピリオドは相手のイギリスは余裕の戦いというか、日本を手玉に取るという感じでした。そして、昨日の3位決定戦です。意外というか、日本の選手は敗戦のショックを引きずっておらず、「さあ、頑張るぞ!」という雰囲気でしたから、流石です。

相手は2大会連続金メダルのオーストラリアでしたが、ハンデ0.5の選手起用ができにくい状況があり、逆に日本は0.5の選手を積極的に起用してポイントを稼いていました。その1人が広島出身の長谷川選手でした。車いすラグビーは強い選手だけでは戦えないルールが多くあり、そのルールを最大限活用したのが日本チームだと思います。

あれだけのハンディキャップを抱えながらの激しいタックルに対しマーダーボール(殺人球技)と呼ばれることもあるそうですが、試合が終わった後は、「すっきり爽やか」だから気持ちが良いですね。益々、車いすラグビーのファンになりました。