時代は「サイクルトレイン」

[ 2021年8月26日(木) ]

私たちの会派が以前から、「列車に自転車をそのまま持ち込める様にしましょう」と提案していますが、風が吹き始めています。5月1日よりJR東日本水戸支社が自転車を持ち込める、「水郡線サイクルトレイン」実証実験を9月26日まで行っています。

更に、JR西日本和歌山支社が9月1日から紀勢線で、自転車を分解せずにそのまま列車に持ち込める、きのくに線「サイクルトレイン」の実証実験を始めると発表しました。水郡線の場合は事前登録が必要であったり、乗降駅が指定されており、不完全な形でのサイクルトレインの実証実験ですが、紀勢線の場合は、事前予約不要、追加料金不要ですので、理想とするサイクルトレインといえます。

この2線が突然に「サイクルトレイン」を始めた訳ではありません。水郡線の場合は、久慈川サイクルロードや奥久慈里山ヒルクライムルートが既に整備されています。紀勢線の場合も「サイクリング王国わかやま」という環境があり、和歌山県の力の入れ方が違いますからJRも動きます。やはりキーワードは熱意です。

芸備線にカープの赤をまとったラッピング列車を走らせようという市民団体も立ち上がりました。「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、色々なアイデアを実行に移しましょう。何でもそうですが、諦めたら終わりです。諦めるのではなく、今あるものを活かす取り組みが必要です。「比婆いざなみサイクルロード」、素敵な響きです。