絶妙のタイミングで「かんぽの郷庄原」

[ 2021年5月27日(木) ]

昨日の企画建設調査会(主要事業説明)終了後、企画建設常任委員会が開催され、「かんぽの郷庄原」の取得方針について企画振興部企画課より説明があったそうです。そして、予定になかった議員全員協議会が急遽、31日に開催されることになりました。

全く議会軽視も甚だしいやり方に私は憤慨しています。2年間、企画建設常任委員会の委員長として、「かんぽの郷庄原」取得の可否について委員会で協議を重ねていましたが、一度も、市長も副市長も委員会に出席して取得の可否について状況説明をしたことはありません。コロナ禍との言い訳で、引き延ばしに引き延ばして、「市において取得すべきと判断した」と、良く言うね。

令和2年3月17日に行った企画建設常任委員会の所管事務調査報告書(資料室にあります)を熟読していただければと思いますが、まとめで、「執行者においては、取得を前提においた議論を進めるのではなく、まずはあらゆる手段を講じ、サンヒルズ庄原と日本郵政株式会社との折衝等を支援し、誰もが安心し納得できる『かんぽの郷庄原』の問題の帰着点に向けて努力されることを強く求める。」と結んでいます。

これは私の個人的な感想というか意見ですが、本当に本気で日本郵政と交渉したのか甚だ疑問に思います。買えば何とかなるだろうという安易な考えで応じたのではないでしょうか。執行者は打ち出の小槌を持っていますので、過疎債を充当してとか、基金を取り崩してとか、他人のふんどしで相撲を取る訳です。そして指定管理者制度で運営するそうですが、愚の骨頂と言えます。

タイトルについて説明させていただきます。絶妙のタイミングとは、日本郵政とサンヒルズ庄原の委託契約は、令和3年4月より半年間だけ延長されています。ですから、9月中に支払いが完了しなければならないという事情もあるみたいです。

私は市民投票で取得の可否を判断するのも一つの方法だと思います。議員として逃げる訳ではありませんが、将来に禍根を残さないためには市民投票での決着がスッキリするのではないでしょうか。