議会改革

[ 2021年5月21日(金) ]

「ガバナンス」という雑誌を定期購読していますが、その中に、「変わるか!地方議会」というシリーズがあり、全国各地の市町村議会の議会改革の取り組みが紹介されており、「なるほどな」と頷くのですが、我が庄原市議会は変わりません。

昨日のブログにも少し書きましたが、本気で議論するという風土が庄原市議会にはない様に思います。議員の多様性と言えば聞こえは良いのですが、価値観を共有するという部分が不足している様に感じます。私も偉そうは言えませんが、自分の考え方に一本筋が通っていない状態で発言を繰り返すことで、何が言いたいのかさっぱり理解できず、結果として議論となりません。

私は4期16年の議員活動を行ってきました。最初は無我夢中という感じで議会の仕組みを必死で勉強しました。その為に兎に角、ノートにあらゆることを書きまくりました。そして、合併後初の会派を結成し、会派報告会を各地で実施しました。各種研修会(自費)に積極的に参加し各地の議員と繋がることで見識を広めていきました(2期8年)。

私たちの会派「きずな」は、動き続けました。中山間地域の議員仲間たちと「中山間地域の諸課題解決セミナー」と銘打って、都市部のセミナーでは絶対に取り上げない中山間地域の諸課題について勉強を継続しています。そして、政務活動費を活用して環境問題や林業政策、バイオマス発電の勉強の為にドイツ視察に2回行きました。

田舎議会としては画期的なことであり、月額1人3万円の政務活動費でも外国に視察に行けるということを実証したのです。日本国内には手本とするものが殆どなく、環境先進国のドイツは正にお手本(見本)でした。しかし、出る杭は打たれるというか、我々の政策提言はことごとく否定されましたが、諦めることなく引き続き提言し現実のものとしていきます。

そして、地域政党きずな庄原を立ち上げました。今後4年間で党勢拡大して議会改革を断行していく覚悟です。最初は独りよがりの議員だったかも知れませんが、徐々に仲間ができ、目障りな議員集団となったかも分かりませんが、「来る者は拒まず去る者は追わず」のスタンスですので、考えようによれば厳しい地域政党かも知れません。