三次市議会 定数減議論へ

[ 2021年5月17日(月) ]

今日の中国新聞県北版に「三次市議会 定数減議論へ」と太文字が踊っていました。新家議長は、昨年5月の議長就任時、定数削減で人件費を下げ、議員報酬の引き上げで、「なり手不足」の解消を目指すと発言されています。

2012年12月議会において、私は特別委員会の委員長として、議員定数25人を20人とする議員定数条例の一部を改正する条例を提案しました。その為に、議員定数、議員報酬、政務活動費の3点セットの議論を18ヶ月行っていたのですが、議員報酬のアップだけは果たせませんでした。詳しくは私の過去のブログを読んでいただければと思いますが、しんどかった。

今でも悔いが残るのが、議員報酬をアップできなかったことです。市民の皆さんとの意見交換では、「そんなにお金が欲しいのか」的なご意見を多くいただきましたが、今も言われている、「なり手不足」問題は、やはりお金があります。三次市議会の報酬は今でも387,000円、庄原市議会は今でも325,000円で、62,000円庄原の議員は少ないのです。

新家議長の真意がどこにあるのか分かりませんが、何としても報酬を上げたいのではないでしょうか。その為には議員定数削減で道筋をつけたいのだろうかなと。私が言うと物議を醸しますが、市議会議員の報酬はここ数十年、一度も改定されていません。国は働き改革で給料を上げなさいと言い続けていますが、議員の働き改革にも本気で取り組む必要があります。

河井夫妻の歳費問題がクローズアップされていますが、これは論外であり、地方議会の報酬格差の是正こそ急務と考えます。