日米安保

[ 2010年4月27日(火) ]

沖縄の普天間基地問題で、改めて日米安保を考える機会を与えられた様に思う。第二次世界大戦で負けた日本は、軍隊を持ってはいけないということになりました。そして、米軍が進駐して来て、日本を守るというか、監視するというか、兎に角、日米安保条約が締結されたのです。

私の親父はシベリアに抑留されていましたが、親父から抑留時代の話は殆ど聞かされていません。恐らく、話したくなかったのではと思います。次々に仲間が飢えと寒さで死んでいったのだろうし、次は自分の番かと思えばやりきれなかったはずです。酔った時に、共産化教育を受けていたというようなことを言っていたのを今、思いだしました。帰国してからの数年間は、体が弱りきっており、大変だったみたいです。

沖縄の人たちの苦しみは想像を絶するものであったろうと思います。それが未だに基地に支配されているのですから、「もう出て行ってくれ」と言われるのは至極当たり前です。振興策よりも、基地のない沖縄を望まれているのが本音だと思います。しかし、中国の近頃の挑発的軍事訓練を見ていると、一歩間違えば、戦争という感じすら受けます。そして、韓国の駆逐艦問題も解決していません。

中国の司令部は、日本の艦船に近づくなと何度も命令しても、勝手にヘリのパイロットが急接近を繰り返していたのです。万一を考えると、怖いものがあります。仮に、日本にいるアメリカ軍が撤退したなら、日本が同等の軍備を持つには、8兆円以上必要と新聞記事にありました。今のところ、そんなことはあり得ないとは思いますが、丸腰になる勇気もありません。私には、鳩山さんが迷走するのも当然かとも思えてきました。

それほど、沖縄問題は複雑に絡んだ糸なんですね。