炭だし作業

[ 2010年4月26日(月) ]

4月30日午前9時から、「板橋さとやま学びの森」の炭窯から炭を出す作業を行います。興味のある方は、ボランティアでおいで下さい。真っ黒になりますから、汚れてもいい服装と、お昼の弁当を持って来てください。お土産は、出来たての炭を少々です。

板橋小学校の生徒、3年生と4年生も授業の一環として手伝いに来てくれることになりました。3年生は初めての体験で、4年生は2度目の炭だしになるのではないでしょうか。恐らく、4年生の生徒たちはお母さんに、「30日はバーベキューにしてね」って言うこと間違いなしです。だって、お土産が炭ですからね。

毎回、炭の焼け具合が違うのが炭焼きの難しさだそうです。窯の状態(水分の含有量)や材料の状態によって、微妙に焼けが変わってくるのです。あるいは、天候にも左右されます。学びの森の窯は、広島県がかつて指導していた3号窯を模して築造したものです。今となれば昔話ですが、県の職員が窯の作り方まで指導していた時代があったのです。そして、庄原市は県内の一大産地でもありました。

窯の大きさは、県内一ではと思われます。山の傾斜を利用しながら天然石を積み上げて作った窯ですが、窯は炭を焼く度に痛んでいきますから、その補修作業も大変です。炭焼きの責任者は、子どもの時に親父さんと炭焼きをしていた経験者です。昔を思い出しながら、窯を作る指導も彼がしてくれました。さて、どんな炭が焼けているか、30日が楽しみです。