本当にこれでいいのか

[ 2010年4月23日(金) ]

日本という国はどういう仕組みで保たれているのだろうか。これほど、政治が迷走を続けても何とかなっているのが不思議でならない。今はまだ良いとしても、これから反動が出てくることは間違いないと私は思っている。

誰もが、「本当にこれでいいのか」と思っている。年金対決した、当時の大臣は自民党を離党し、追求していた人は大臣となった。天と地の差がある。しかし、やっていることに大きな違いがあるとは思えない。官僚制の大きな仕組みを壊さずに改革するということが本当に可能なのか、疑問符が3つも4つも付く気がする。やはり、国を割ることが一番ではないだろうか。

道州制といえば直ぐに、「また、市町村合併か」と思われるかもしれないが、そうではなく、県を合併させるというか、国を分割するというか、国内で競い合う自治体に再編することだと考えます。随分と前から、このことは言っていることなのですが、制度疲労を起こしている日本国を大きく変えるには、大鉈を振り下ろさない限り変わりません。それが、道州制です。

基礎自治体は、ゆるやかな連携をとる必要があります。個々は独立しているのですが、医療や福祉、教育などは、域として考えるべきです。守るべきところはきっちり守る。暮らす人を見捨てない、最後まで住み続けることが出来る仕組み。大都会偏重主義を打破するためにも、道州制が必要です。東京一極集中を解体して、本社を分散させるべきです。

これくらいのことをしてくれないと、日本丸の舵を任せることはできません。「あんたの考え方は、これでいいのか」と聞きたいですか、みなさん。これは、決して夢物語ではなく、産業もこのままでは、国内に残れなくなります。