予算審査分科会

[ 2021年2月16日(火) ]

各常任委員会が所管する担当課の予算審査を分科会形式で行うのですが、「昨年の審査でも同じような発言があったよな」と思ったりします。特徴的な予算について説明して下さいと担当課に注文はしますが、厳しい財政状況ですから・・・・

ですので、新年度予算案についての審査から逸脱した質問も結構あります。派生ですから仕方ない部分もありますが、この時ばかりはと元気になる議員さんもあります。私は主査ですから発言することは殆どなく、議員と執行者の行司役ですので、「はっけよいのこった」とけしかけることはありません。

今日は水道課と下水道課、地籍用地課、都市整備課だったのですが、水道事業の県内広域化についてはあまりにも情報が乏しく、これから考える的な部分が多く、紆余曲折が予想されます。全ての根底にあるのは猛烈な人口減少社会ですので、人口が多い都市部と人口が少ない過疎地の市町では考え方にかなりの開きがあるように思います。

地籍用地課は地味な課ですが、本来は地味であってはいけない課なんです。庄原市内の用地測量が僅か19%しかできていない現状をどう思いますか。森林部については2%程度だろうと思います。お隣の三次市は65%程度の進捗率だそうですが、庄原市は100年かかってもええことになりそうにありません。その原因は、予算ではないのです。

コロナ対策費で国は益々返済不能な借金大国になり、じわりじわりと住民負担が増してきていますが、これって、真綿で首を締めるが如くですね。質素倹約という言葉は知ってはいるけど、行きつくところまで行かないとダメなんでしょうかね。不必要な事業予算はバッサリと切りますか。