天候不順

[ 2010年4月20日(火) ]

山桜が未だに咲かない。暖かくなるかなと思えば、朝冷えがしたりするので、「困ったことだ」と花も悩んでいるのだろうか。例の大噴火で、世界中が冷えるのではとも言われているが、過去にもそういう事例があるそうだから、大いに心配だ。

地球規模での異常気象や、多発する地震。どうも地球号が変調をきたしているのではと感じるのですが、どう思われますか。しかし、長い歴史のスパンからすると、地球温暖化ということが本当なのかどうかは分からないという説もあるようです。地球は生きているのですから、地殻変動も起きますし、津波だって発生するのは当たり前かもしれません。しかし、人類への戒めであるように私には思えます。

文明社会と言われて久しいわけですが、何をもって文明なのか、分からなくなってきました。自然破壊をしてまで文明社会を優先することが、果たして文明と言えるのだろうかと思えてきました。物言わぬ自然が、一斉に抵抗を始めたのかもしれません。昨日、東京から取材に来られたジャーナリストとさとやまにご一緒した時です、「風の音がしますね」と言われたのです。「心地よい風の音です」とも。

更に、「木の香りが素敵ですね。癒されます」ともおっしゃいました。自然に包まれて生かされているということを忘れてしまった自分たちがいるのではないでしょうか。食物も自然からの恵みですが、食べることが当たり前になってしまっています。だから、いくら廃棄しても気にもとめません。生産現場を知らないからです。作物は、自然の中で翻弄されながら成長するのです。

野菜が高騰しているそうです。所謂、端境期なのでしょう。無理をするのではなく、旬のものを旬にいただくことこそが、自然であるわけです。