「かんぽの郷 庄原」取得問題

[ 2020年12月26日(土) ]

私のブログに何度も登場する「かんぽの郷 庄原」の取得問題ですが、どんな状況なのか説明しなさいと執行者に申し出ているのですが、今回も企画振興部長、企画課長、企画係長の3名が出席した企画建設常任委員会となりました。

事業費424,764千円で、10,000円分のプレミアムポイント付きカード「いざなみカード」を全市民に配布する新型コロナウイルス感染拡大防止に対応したキャッシュレス決済の仕組みを市内全域に導入する事業は、素晴らしい速度で取り組まれていますが、少し違和感を感じます。かんぽ問題は一昨年から協議していながら、殆ど進展がみられません。

資料室に今朝の中国新聞の記事も載せていますが、かんぽを運営する「サンヒルズ庄原」と日本郵政との業務委託契約は来年3月末までとなっています(詳しくは資料室の記事を読んでみてください)。市民の皆さんは、かんぽは残して欲しいと言われながら、利用は減少しており、特に日帰り入湯客の減少が著しいことが指摘されています。

かんぽ問題は、取得した後の経営をどの様にするかが大問題なのです。今回提出された専門コンサルによる経営状況等分析調査で販売費悪化の主要因は、人件費と水道光熱費と指摘されています。しかし、人件費の削減はもろ刃の剣となりますので、顧客満足をどうやって上げるかが大きな課題となります。

水道光熱費は宿泊客が減ったり、日帰り入湯客が大きく減少したことで、お湯を汲んで沸かし保温する料金や冷暖房費や電灯料金等が重くのしかかってきているのです。つまり、豪華な大規模施設ですから固定費がかさむということです。今回の経営状況等分析結果では今後の経営についての踏み込んだ提言はありませんでした。あくまでも、経営状況等の分析です。

皆さんは、どうお考えになりますか。