地方議員は必要か

[ 2020年8月4日(火) ]

仲の良い高梁市の宮田議員が彼のブログに「地方議員は必要か」という文庫本を紹介していたので私も購入してみました。NHKスペシャル取材班 3万2千人の大アンケートと表紙に書かれていますが、私もアンケートに答えた一人です。

今、半分ほど読んだのですが、大雑把な言い方をすれば、執行者にコケにされている議員というか、強大な力を独占する首長には議員個々は無力ということがアンケートから読み解くことができると書かれています。確かに議員一人で頑張ってみても、職員集団を抱える首長とは喧嘩になりません。議会は邪魔くさい存在でしかないのでしょう。

今回の県民の森の指定管理者である比婆の森が自己破産申請した件でもそうですが、議会に対して情報提供はなく、11日の議員全員協議会で説明があるだけです。ましてや私は企画建設常任委員会の委員長ですが、誰も何も言って来もしない。「地方議員は必要か」、正にその通りと言えます。「お前に言っても何も変わらんじゃろう」と思っているのかも知れません。

「かんぽの郷庄原」の経営問題でも執行者から議会に説明があったのは昨年12月の議員全員協議会の1回だけです。その後、議会だよりに詳しく報告している通り、常任委員会で積極関与し、現在も積極支援しています。執行者だけが情報を持っていても動かなければどうにもなりません。執行者と議会は車の両輪と言われていますが、今の庄原市は一輪車です。