地方議員は必要か part 2

[ 2020年8月5日(水) ]

昨日の続きですが、地方議員の抱える問題が次々に明らかにされています。その中で、「そうだよね」って感じたのは、議員のなり手不足問題です。本人は結構頑張って議員活動をしていると思ってても、「役立たず」と思われていることが多いみたいです。

最初の動機は色々でしょうが、家族に反対され、仕事を辞めてまで立候補し、何とか当選してみたら理想と現実は大きく違っていることに先ず、ショックを受けるみたいです。議会という独特の世界に戸惑いながら分かった顔をしながら議員を続けた結果は、55%の議員が、「議員は長く続けたくない」と回答しています。

更に、「生まれ変わっても議員になりたいか」との問いに、実に69%の議員が、「そう思わない」と回答しています。理想と現実のギャップというか、議員になれば何かが変わる、何かが変えられると思っていたが、執行者はあまりにも強かった。では、議員を辞めようかと思ったら、勝手に辞めることは相成らんとなり後継者も見つからず、採決要員議員と馬鹿にされ。

しかし、女性議員は男性議員とは違った意味で戦っておられます。今は殆ど使われなくなった言葉、「男尊女卑」との戦いです。「女のくせに」という言葉です。女性議員でないとできなかったことが実現してきています。授乳室や育児室が完備された議会も出現しています。若いママさんの傍聴も増えたみたいです。

最大の課題は、人口規模が違う、都会と田舎、面積が違ってても、同じ法律で一括りの「自治」。おかしいと思いませんか。