第二次補正予算

[ 2020年6月23日(火) ]

一般質問終了後、コロナ対策の令和2年度 庄原市一般会計補正予算(第5号)を予算決算常任委員会で審査しました。総額、229,208千円の補正額ですが、目玉は、児童生徒1人につき1台のタブレット端末を整備する(1,612台)事業、132,990千円です。

昨日の一般質問でも質した訳ですが、「仏作って魂入れず」になっては駄目ですから、タブレットの指導ができる人材を手当しなさいと申し上げたのですが、今日の補正の質疑でも大いに不安を感じる答弁でした。「頑張りますので、宜しくお願いします」では到底納得できませんが、助け舟も出せない教育部長にも呆れました。本当にこんなことで、GIGAスクール構想が進められて大丈夫でしょうか。

どうも文科省の強引さが目に付くGIGAスクール構想と言えますが、県教委は「やる気満々」ですから、市教委は従うしかありません。だったら、大学生でも構わないから、指導できる人材を確保しなさい。案外、大手の人材派遣会社の人間よりも大学生の方が児童生徒を上手に教えることができるのではないでしょうか。勉強自体を教えるのではなく、操作のやり方を教える訳ですからね。

ソフトは間違いなくGoogle Suiteでしょうから一連の操作を覚えれば後は楽勝です。要は導入にありだと私は思います。今日の目玉その2は、和牛繁殖農家経営継続支援給付金22,600千円と肉用牛肥育農家経営継続支援給付金5,260千円です。子牛セリ市場価格の急落と枝肉価格の急落に対し経営を継続して下さいという願いを込めた給付金です。(詳細は今朝の中国新聞県北版に載っていますのでご覧ください)

1頭1万円の給付金では、「牛飼いを続けようではなく、止めよう」の畜産農家が多いのではと危惧する議員の声が多かったですが、肉を消費する側へ特化した支援もどうかという意見も出されましたが、食べないから売れないという側面もあると思います。額から言うと2番目に多かったのは「ひとり親世帯臨時特別交付金」として、(1)児童扶養手当受給世帯等 1世帯当たり50千円を300世帯。第2子以降 1人当たり30千円を加算170人。(2)収入が減少した児童扶養手当受給世帯等 1世帯当たり50千円を277世帯。総額34,225千円です。 

採決の結果は、全員賛成で可決となりました。恐らく、第二次、第三次と補正が組まれると思いますが、必要なところに必要な額を、速度をもって実行することが肝要です。