日本が滅びる

[ 2020年6月24日(水) ]

「日本が滅びる」なんてタイトルをつけましたが、ある雑誌の連載記事を読んでいて、妙に説得力あるデータを示され、何となく納得しています。直ぐに感化されてしまう私ですが、先日のNHK日曜討論で彼の発言を聞き、「当たっている」と素直に感じたところでもあります。

今は内容がどうのこうのと書こうにも咀嚼できていないので書けませんが、しばらく彼を追いかけてみるつもりです。かなり前から日本で活躍されているイギリス人ですが、日本のことを経済だけでなく文化にも精通されている日本人以上のイギリス人といえます。彼の考え方は以前から多くの経済学者が言っていたことではありますが、何故か、響くものが違います。

日本では2000年に介護保険制度がスタートしました。当時、高齢者福祉にウエートを置くか、少子化対策にウエートを置くかで、政府で盛んに議論があったようですが、荒っぽい言い方をすると、票になる高齢者福祉を優先することで決着したみたいです。このお話は、介護保険制度を考えた一人である元官僚の堤修三さんが大津のJIAMでお話されたものです。

ここが分かれ目だったのかも知れません。当時のお金で8兆円の投資をすれば少子化に歯止めがかかると言われましたが、票の魅力が勝ったみたいです。実は、お手本はフランスだったのですが、ご存じの通り、少子化に歯止めをかけることに成功した国ですが、100年の計があったのです。