黄砂

[ 2010年3月23日(火) ]

今朝の洗車は大変でした。20日から21日にかけて降った黄砂で車は泥だらけ状態になっています。これほどまでに車が汚れたことは初めてじゃないでしょうか。それにしても、中国から降ってくるのですが、本当にどうにかならんのですかね。

中国の砂漠化が進んでいることが、大量の黄砂が降ることで理解できます。あれほど強気の国ですが、砂漠化を阻止する有効な手段は見つけられないのでしょう。単純に植林をすればいいという問題ではないようです。ある程度まで木が大きくなると、水分が不足して枯れるのだそうです。ですから、一度、砂漠化した大地をよみがえらすことは至難の業と言われているのです。

鳥取砂丘では草が生えたり木が大きくなったりと、砂漠化の逆現象に頭を悩ましているのですが、上手くいかないものですね。鳥取大学を退官された先生が、イスラエルなどで砂漠を緑化する事業を地道に続けておられますが、成果はどうなったのでしょうか。聞くところでは、日本のオムツの技術が活かされているみたいで、保水性が決め手のようです。

日本の水資源は大丈夫と言っていますが、世界中から食料などを輸入している日本は、世界中の水を汲んでいることになります。ですから、世界中で起こっている砂漠化は他人事ではないのです。今に、日本は応分の負担をと言われることになるような気がします。そんなことを考えさせてくれた「黄砂」でした。