MaaS勉強会

[ 2019年12月18日(水) ]

今日は議員有志による、MaaSの勉強会を議会棟で開催しました。MaaS(Mobility as a Service)は、フィンランドが先進国だそうですが、フィンランドの場合、一定料金を払えば様々な交通サービスが利用可能という取り組みをされているそうです。

テレビニュースや新聞にも大きく取り上げられた、備北交通の10人乗りマイクロバスを活用したモデル事業は、本村地区、峰田地区の登録した皆さんがAIデマンドバスと市街地中心部の路線バスを「定額乗り放題」できるサービスの提供で、11月1日~29日の平日のみで実施されました。今日はその事業提案をされた呉高専の神田教授に講師でおいでいただきました。

イメージし難いと思いますが、既存のバス路線が運行しない時間帯に1日2往復を運行し、乗車予約はスマホから行い、既存のバス停だけでなく自宅近くにもバス停を設定されており利便性がアップしています。AIですから、無駄なルートを走ることなく、予約されたバス停に直接行けるし、目的地にもダイレクトですから満足度は高くなります。

庄原市の場合、バスとタクシーとJRが移動手段のメインですが、どれにも定額で自由に乗れて移動できればどうでしょう。それにレンタカーやレンタバイク(バイクと自転車)なども自由に乗れたらもっと楽しくなるのではないでしょうか。そんな自由な交通システムがMaaSかなと感じた今日の勉強会でした。都市部ではなく最先端過疎地での実験だけに国交省は期待しているそうですが、最大の問題は、庄原市が本気で取り組む姿勢が感じられないことです。今回の予算は600万円でしたが、半額が国の補助金で、何と神田教授が個人的に50万円を負担、商工会議所120万円、備北交通100万円、広電20万円、観光協会10万円で合わせて300万円を負担されたのです。庄原市の重要な課題解決に庄原市が一銭も出さないなんて、理解できません。皆さんはどう思われますか。今日は、恥ずかしかったです。