バッファゾーンの整備

[ 2019年4月4日(木) ]

どこでも大問題のイノシシ等の獣害被害に対し、残念ながら決定打は見つかっていません。私の住む集落では電気牧柵で集落をぐるりと囲っていますが、その維持管理が結構大変で、何とかできないだろうかと協議を重ねてきました。

その結果、農地と山の境目にバッファゾーン(緩衝帯)を設けるのはどうかということになったのです。各地の事例を研究すると、30メートルのバッファゾーンを設ける必要があることが分かりました。そして、整備後の維持管理が非常に重要で、羊やヤギで除草隊を組むことで草が繁茂することを防ぐのだそうです。

地権者の方々に計画を説明すると、「イノシシが出んようになるんなら木を伐ってくれて構わない」と賛同を頂きました。私も絶対的自信がある訳ではありませんが、隠れる場所を無くす訳ですから、イノシシは山の奥に入っていくことは間違いありません。そして信じ難いのですが、ヤギはイノシシの天敵だそうです。特にオスの臭いが嫌いみたいです。

仲間にヤギの子どもを分けて貰う様に頼んでいるので、家の周りで訓練して山に小屋を建てて飼うつもりです。訓練しないと、草を食べないヤギになることもあるそうです。今は本を買い込んでヤギの飼育について勉強中ですが、各地のヤギ牧場も実際に訪れてお話を聞くつもりです。実は、除草機としてのヤギの需要が高く、品薄状態なんだそうです。